2009年11月13日
『料理は愛情』~飲食店アドバイザー~
料理って、抽象的な言い方をすると『料理は愛情』
『料理は愛情』って耳にしたことがあるかもしれませんが、私にとってこの言葉には特別な意味があります。
私が料理に携わって1ヶ月くらい経過した頃だったと思いますが、先輩料理人から「まかないを作れ」と初めて言われました。
元々ウェイターとして仕事をしていましたが、厨房の人手不足と一番鍋の料理人からの推薦で厨房に入っていたので料理経験はほぼ皆無。しかも厨房内では最も下っ端なこともあり、包丁さえあまり使わせてもらえなかったので「ええっ!!料理作れないし、経験もないから何を作っていいのか分かりません」と言うのが関の山でしたし・・・
まかないを作らせてもらえるのはある程度認められたことであると同時に、テストも兼ね、料理経験を積ませるものなのでとても光栄でしたが、すぐ上の先輩を差し置いてのことだったので気が引けていました。
すると、最も尊敬する先輩料理人から「それもお前の仕事だっ!大丈夫。おまえは1ヶ月間みんなの仕事を見てきただろ?もう作れるよ」と、諭されました(^^;)
使える食材は限られているので、食材の切れ端などかき集めてまかないの材料を確保。
先輩から言われた条件は「とにかく美味しければいい。まずいのを作ったらみんなくわねーし、許さんからなっ」というもの。
で、先輩にアドバイスをもらいながら恐々まかないを作ったのですが、その時に言われたのが「美味しく食べてもらいたいって思いは必ず料理に出るから心配するな。『料理は愛情』っていうだろ?美味しい料理を食べてもらいたいって気持ちがあれば美味しく作れるってぇ。大丈夫!」
その時に先輩が言った一連の言葉が、なぜか心身に染み込んでいったんですねぇ。
今思えば、技術も知識もなく、料理を作れない私にとって「愛情があれば大丈夫」と言われたのが救いだったんでしょう。
そのまかないが私にとって初の料理でした。
そのおかげで『料理は愛情』が私の基本になり、その後、お客様から「美味しい」とか「美味しかった」とか言ってもらえる料理を作ることができたのだろうと思っています。
お客様が喜んでくれるのを想像しながら料理してましたねぇ。
そして、料理を作っている時はパタパタと忙しければ忙しいほど、また、メニューにないオーダーをされることがとても楽しかった。
現役を離れた今、料理は下手になりましたが『料理は愛情』は変わらない。
その頃の後輩を含め、これまで何人かの料理(調理)担当者に指導したことがありますが『料理は愛情』を理解してもらい、それを楽しんでもらうのは、なかなか難しいと感じます。
『料理は愛情』を体現することは難しいのかもしれませんが、料理に愛情があることはお客様には伝わり、喜ばれるるものだと思います。
関連ブログ記事
『料理は化学』~飲食店アドバイザー~
みんなで作るウエディングアルバムBlog : http://mintuku.ti-da.net/
A-Specia(アースペチア)WEBサイトURL : http://www.a-specia.co.jp
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『料理は愛情』って耳にしたことがあるかもしれませんが、私にとってこの言葉には特別な意味があります。
私が料理に携わって1ヶ月くらい経過した頃だったと思いますが、先輩料理人から「まかないを作れ」と初めて言われました。
元々ウェイターとして仕事をしていましたが、厨房の人手不足と一番鍋の料理人からの推薦で厨房に入っていたので料理経験はほぼ皆無。しかも厨房内では最も下っ端なこともあり、包丁さえあまり使わせてもらえなかったので「ええっ!!料理作れないし、経験もないから何を作っていいのか分かりません」と言うのが関の山でしたし・・・
まかないを作らせてもらえるのはある程度認められたことであると同時に、テストも兼ね、料理経験を積ませるものなのでとても光栄でしたが、すぐ上の先輩を差し置いてのことだったので気が引けていました。
すると、最も尊敬する先輩料理人から「それもお前の仕事だっ!大丈夫。おまえは1ヶ月間みんなの仕事を見てきただろ?もう作れるよ」と、諭されました(^^;)
使える食材は限られているので、食材の切れ端などかき集めてまかないの材料を確保。
先輩から言われた条件は「とにかく美味しければいい。まずいのを作ったらみんなくわねーし、許さんからなっ」というもの。
で、先輩にアドバイスをもらいながら恐々まかないを作ったのですが、その時に言われたのが「美味しく食べてもらいたいって思いは必ず料理に出るから心配するな。『料理は愛情』っていうだろ?美味しい料理を食べてもらいたいって気持ちがあれば美味しく作れるってぇ。大丈夫!」
その時に先輩が言った一連の言葉が、なぜか心身に染み込んでいったんですねぇ。
今思えば、技術も知識もなく、料理を作れない私にとって「愛情があれば大丈夫」と言われたのが救いだったんでしょう。
そのまかないが私にとって初の料理でした。
そのおかげで『料理は愛情』が私の基本になり、その後、お客様から「美味しい」とか「美味しかった」とか言ってもらえる料理を作ることができたのだろうと思っています。
お客様が喜んでくれるのを想像しながら料理してましたねぇ。
そして、料理を作っている時はパタパタと忙しければ忙しいほど、また、メニューにないオーダーをされることがとても楽しかった。
現役を離れた今、料理は下手になりましたが『料理は愛情』は変わらない。
その頃の後輩を含め、これまで何人かの料理(調理)担当者に指導したことがありますが『料理は愛情』を理解してもらい、それを楽しんでもらうのは、なかなか難しいと感じます。
『料理は愛情』を体現することは難しいのかもしれませんが、料理に愛情があることはお客様には伝わり、喜ばれるるものだと思います。
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~I want to be Always Special for you~

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Posted by ころんぶすのたまご at 19:42│Comments(0)
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